でびでび・でびる様とミクロの承認
一ヵ月半くらい前にでびでび・でびる様の学園祭ボイスを聞き、ヴァイオレットエヴァーガーデンの劇場版を見た。 なんかいろいろ書くことを考えていたら時間がたった。 ヴァイオレットエヴァーガーデンを見た以上、言葉をぞんざいに扱うのはなんだか許せなくなった。 そしてわざわざでびる様の名前まで出しているのだから、慎重になるのも無理もないことかもしれない。 でも、なんだか面倒なので一ヵ月半前に書いた文をそのまま引き継ごうと思う。 一ヶ月半前の自分も大切にするのも、ひとつの絆かもしれないなと言い訳をしつつ閑話休題。 この劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデンの前に公開されていたヴァイオレットエヴァーガーデンの外伝はさらに一年前に公開されていて、当然見ている。 最近加入したネットフリックスでも配信されていて、見直したがやはり最高だった。 劇場版も、外伝もどちらも感動的であったのだが、でびでび・でびる様の学園祭ボイスも感動的で、とても気に入った。 契約者が過去に参加していた文化祭において、実はでびる様は契約者に何度か悪魔のささやきを行っていたという内容なのだが、前々から目をかけてもらっていたというところが殊に情緒的だ。 ヴァイオレットエヴァーガーデンは、伝達と承認のアニメ。 ヴァイオレットは手紙の代筆家なので、主に手紙によって人に気持ちを伝えることを薦める。形に残り、時間が経っても見直すことができる点において手紙は優れている。 手紙は、言葉を伝える一手段だが、気持ちを伝える手段はそれ以外にもたくさんある。 対面コミュニケーションでは、人は相手の表情などから情報の9割を読み取るといわれている。 言語で伝わる情報は実に1割弱だという。 手紙では、伝えたいことをすべて言葉に乗せなくてはならない。 即時性の低いコミュニケーションなので、相手のことをより考えるようになる手段なのかもしれない。 それぞれ手段の違いにより、伝わる熱の形は違ったものになる。 どのコミュニケーション手段が格別優れているというものでもなく、適した手段を選ぶことが、正しく気持ちを伝える助けになる。 でびる様は今回、ボイスという形で、あらゆる時間軸で契約者にささやきを行ってきた。 契約者は記憶がないにもかかわらず、契約者を一個の存在と認め、ささやきを行うのは、うれしい限りで、とても感じ入ってしまった。 でびる様は悪魔という身分柄...