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でびでび・でびる様とイカれたメンバー

氷川紗夜曰く 「『仲間』ではただ行動を同じくする集団のことであり、自分たちはそうした『仲間』という安い言葉で語られる存在ではない」*という。 元の文章が少し長いため、意訳したが概ね以上のとおりである。 でびでび・でびる様は「愛なんて存在しないよ。ただひとつ確かなのは僕への崇拝だけだ」という。 契約を結ぶ者として、言葉を合わせなければならない。 でびでび・でびる様へ向ける感情はなんなのだろうか。 もちろん、崇拝だと思っているが、これは本当に崇拝なのだろうか。 解釈しづらいのは、感情というものはグラデーションになっている気がするからだ。 でびでび・でびる様への崇拝の念もあれば尊敬もあり、傾倒もあり、興味もある。 私の中の好意がないまぜになっている。 私は真にこの感情に名前をつけることはないだろう。 人が見ていなくても 風景はあるものだろうか 誰も憶えていない 誰も気づかなかった その一日 どの一日 誰も計らない時間 太陽が沈みかけ 水がまた染まる 誰もみていない 光が勝手にあふれているだけ      ―――――池澤夏樹「ローラ・ビーチ」 ClavisがアマガミSSテレビを製作したときに引用したものだが、 いつかどこかで使うことを憧れていた。 よい機会だから使ってみただけだ。 誰も気づかなかった風景をここにとどめておこう。 でびでび・でびる様が契約者からの好意を「崇拝」と表現するならば、やはりこれは崇拝以外の何かになりようがなさそうだ。 でびでび・でびる様と契約者は、そういう契約を結んだのだから。 *元の文章は宇田川あこ「ステージ」のエピソード「衣装について」か、コミカライズ「バンドリ!ガールズバンドパーティRoselia Stage」2巻を参照。

でびでび・でびる様と力仕事

右から左へ物を運ぶ。 体を動かす仕事をしていると最初は疲れるが、同じ動作の繰り返しがいつしか思考をクリアにしてくれる。 思考がクリアになったからといって、考えなければいけないことは特になく、ふと思いついたことについて感想をつぎつぎと浮かべていったりするだけである。 体を忙しく動かす機会はあまりないため、それだけで新鮮な体験だった。 体を使うといえば、ウィクロスコラボでのでびでび・でびる様は爪で攻撃をしている。一見すると、でびでび・でびる様が直接爪で攻撃し、紋章を刻んでいるように見える でびでび・でびる様はいつも「ぶっとばすぞ」や「ぶっつぶすぞ」という言葉で相手を撫でるため、でびでび・でびる様の得意技は圧倒的質量攻撃なのかと思っていた。 そういう意味では、潰すというより爪で引き裂くような攻撃は違和感がある。 しかし、解釈によってはでびでび・でびる様はマーキングを爪で叩いているように見える。 仮面ライダーファイズはオルフェノクの血で相手をマーキングし、クリムゾンスマッシュを当てる。 それと同じようにでびでび・でびる様は相手を魔法の紋章でマーキングし、マークを叩くことで相手にダメージを与えているのだろう。 違うところは、直接キックを当てるか遠隔でダメージを与えるかくらいだろう。 相手の射程外からいたぶる。これがでびでび・でびる様のスマートな攻撃方法だ。素晴らしい解釈のできるカードだ。 でびでび・でびる様は肉弾戦など似合わない。インテリジェントにクレバーに戦うのが似合っている。 しかし、考えるだけでは物事は動いていかない。そのために私などが体を使って働き、価値をつないでいくのだろう。 やがてつないだ先にいる、でびでび・でびる様のために。

でびでび・でびる様とただ一人でブログを始めた日

今日は仕事の日だ。 寝ているにも関わらず、急にその発想が浮かんできて目を覚ます。 目覚ましが鳴ったようではない。目覚ましが鳴れば、さすがに私は目を覚ましている。 まさか、電池が切れていたか――― 目覚ましとして使っている過去の携帯電話を確かめると、今日は日曜日。 「あぁ、休みだ」 時刻は午前6時。今日の予定はない。 頭の中で確認し、二度寝に移った。 今思うと、これが悪魔のささやきだったようだ。 予定などなくても、先延ばしにしていることは山ほどあるのだから。 次に起きると11時だった。 平日にとりこぼした、にじさんじライバーのアーカイブを再生しながら数々のソーシャルゲームのデイリーミッションをこなし、あるいはイベントをジョギングする。 ふと、でびでび・でびる様のツイッターに目を通すと、悪魔風邪が悪化したらしい。 なんということだろうか。相羽ういはは毎朝風邪をひくというが、でびでび・でびる様もそういうことなのだろうか。 混乱し、よくわからない思考が頭をよぎる。 思えば、風邪を効果的に治す方法を私は知らない。 せいぜいごはんを食べ、薬を飲み、寝るくらいのものだ。 父からはおいしいものを食べて、よく寝て、汗をいっぱいかくと治ると聞いたことがある。 確か鷹宮リオン村ではお風呂に入ると直るらしい。 しかし、どれも伝え聞いたもので確証がない。 インターネットで簡単に調べてみたが、だいたい知ったようなものばかりだ。 しかし、風邪のことを調べていると、それもそのはずだ。 風邪とは、起こった発熱や鼻水、頭痛など、多様な体の不調のことを「風邪」と呼んでいるだけらしい。 原因が不明確なだけに、対応策は対象療法となりがち。 となればできるだけ安静にしつつ、体の免疫を作動させるように振舞うことを推奨されるだけのこと。 つまりは、よほど悪化することをしなければ、時間が症状を解決する。 幸いにして、でびでび・でびる様に残される時間はベルモンド・バンデラスの生きてきた年数をはるかに上回る。 所詮、杞憂にすぎなかったのだ。 そもそも異界に干渉しようとすることが傲慢なのかもしれない。 とはいえ、風邪に苦しむでびでび・でびる様を見るのは忍びなく、かといって私は何もできず慙愧に耐えないものである。